
IRIS 2024.2をインストールする機会があったので、その時に感じた点を記載したいと思います。
はじめに
業務外ではあるものの「IRIS 2024.1」を利用して作業を色々と行っていた状態で、「IRIS 2024.2」を別途インストールする機会がありました。
その際に、気が付いた点・苦労した点等を備忘的に記載致します。
往年のパスワード「SYS」が使えなくなった
筆者は、今までユーザ「_SYSMTEM」「CSPSystem」のパスワードを、伝統の「SYS」で設定していました。
ローカルの開発環境なので、そこまでセキュリティを意識しなくても良いですし(笑。
ただし、このバージョンから使えなくなります。
セキュリティの観点からみると、当然の配慮だとは思いますが、やはり少し寂しい思いがありますね。

・・・いや、その前に「次へt」って何だよ!
この時点で、少し不安が過ります。
スタジオが消えた!
今バージョンより、苦楽を共にしてきたスタジオがついに消滅しました。

前々からスタジオが廃止になり、VS Code等のエディタに移行する旨でアナウンスが流れていましたが、ついに来たって感じですね。
もう、否応なくVS Codeへの移行が確定しました。
さよならスタジオ。
今までありがとう!
VS Codeが繋がらない!
スタジオが亡くなったので、VS Code(Cursor)からIRIS 2024.2への接続を行おうとしました。
・・・
あれ、繋がらないッス。
おかしいな、IRIS 2024.1と同じ設定なのに・・・
※IRIS 2024.1では、VS Codeでの接続に問題はなくスタジオとの併用で利用中

おぃぃぃ!
VS CodeとIRISの接続で利用するウェブアプリケーション「/api/atelier」が「無効」になっているぅぅ!
IRISを利用するのにVS Codeを必須としておきながら、これを無効にしてインストールするのは、本当にどうかと思いますよ?
しかもIRIS 2024.1では、初期インストール時「有効」じゃなかったですっけ?
訳の分からん修正するのやめて欲しいです。
Pythonのライブラリがインストールできない!
さて、気を取り直して、Embedded PythonにPythonライブラリをインストールしようかな、といつもの「irispip」コマンドを入力して実行!

・・・
えぇぇええぇえええ!
マジすか
インストールできない
一先ずドキュメントを確認しよう!

英語かよ!
ライブラリのインストール方法を探してみると、いつものコマンドとは別のコマンドが記載されています。
python -m pip install --target <install dir>\mgr\python <package name>
試してみるか。
コマンドプロンプトで実行します。

あぁ、一先ずインストールはできたようです。
安心しました。
ちょっと心配なので、インストール先のフォルダを確認します。

ありますね。
インストールが正常に行えたことを確認できました。
それにしても、インストールコマンドを変えないで欲しいです。
今までのノリで実行しようと思うと、結構焦りました。
おわりに
IRIS 2024.2をさらって触ってみて、その変更に気が付いた点を記載しました。
一先ずリリースノートには目を通した方がいいかもしれません。
取り急ぎ気づいた点を記事にしました。
そもそもIRIS 2024.1から、Apache Webサーバのインストールが廃止になったりと、激動のバージョンでしたが、2024.2もなかなかですね。
他に気づいた点があったら、この記事に追記しようかと思います。